縦置きにする場合は、設置位置に合わせて上下を変更することも可能

DP312-LT1本体は白のフロスト加工になっており、透明な弧を描くフレームが2面に取り付けられている。これがスタンドとなり、縦横の2方向に設置可能なのが面白い。平たく置く時には、本体がわずかに床から浮かぶような形で左右のスタンドに支えられる。縦長に設置する場合は、弧の切り口を接地させる感じの置き方になる。一見不安定だが、弧の切り口部分にはシリコン製の滑り止めもついていて安心だ。

フロントにはスロットインのDVDマルチドライブが目立つが、比較的余裕のあるレイアウトに見える。しかし裏を見ると、小さなボディにぎっしりと詰め込んであるというのがありありとわかる雰囲気だ。HDMI、光オーディオ出力といった便利機能も搭載され、USB 2.0が前後で5つ用意されているなど、小さなわりには頑張りすぎと思えるほどだ。B-CASカードもコンパクトタイプを採用することで、小さなスペースに上手に納められている。

前面には光学ドライブの他、マルチメディアカードスロット、USB 2.0×2が配置される

左右側面にはポート類の配置はない

背面には、HDMI、D-Sub、USB 2.0×3、光オーディオ出力、ライン出力、ライン入力、アンテナポート、ラジオアンテナポート、miniB-CASカードスロットが配置されている

天面のロゴは、電源を入れると光る

付属のキーボードとマウス、リモコンも白で統一されている。キーボードはテンキーのないコンパクトタイプだが、流行のアイソレーションタイプ。打鍵感は意外と強く、しっかりと指を跳ね返してくれて、リズミカルなタイピングができそうだ。フレーム部分が光沢加工なのに、キーはマット加工で、滑らない感じも心地よかった。

付属品のリモコン、マウス、キーボードはどれも白で統一されている

テンキーなしのアイソレーションキーボード。[Enter]キーの外側に1列キーが配置されている。ワイヤレスで、本体との通信は裏面のボタンで確立する

ワイヤレスマウスのレシーバーは内部に格納されている。取り付け時にあまり飛び出さない形状で、邪魔にならない