最先端の情報通信関連製品の展示や講演などを行うイベント「Interop Tokyo 2010」が9日、千葉県幕張メッセで開幕した。今年のテーマは、クラウドコンピューティングやネットワークセキュリティ、スマートグリッドなど。11日まで連日開催される。
携帯キャリアではKDDIがブースを構えており、au初のAndroidスマートフォンとなる「IS01」(シャープ製)や、Windows Mobile 6.5.3を採用する「IS02」(東芝製)などの展示が行われていた。
IS01は、QWERTY配列のキーボードと5インチタッチパネルディスプレイを搭載するスマートブック。スマートフォンとネットブックの中間という立ち位置だ。プロダクトデザイナーに深澤直人氏を起用し、BLACKとLIGHT BLUEの2色で展開している。
キーピッチは想像していたよりも深く(11.2mm)、押しごたえのある印象だった。アプリには、「セカイカメラ」のAndroid版が標準インストールされている。通信方式はCDMA 1X WINに対応。IEEE802.11b/gの無線LANとBluetooth 2.1+EDR、赤外線通信、GPS機能などに対応する。
IS02は、ワイドVGAの4.1インチ有機ELディスプレイ、322万画素のCMOSオートフォーカスカメラを搭載する、厚さ12.9ミリの端末。Windows Mobile 6.5.3を搭載し、モバイル仕様のWORD、EXCEL、OUTLOOKなどお馴染みのソフトを標準装備している。
ブースには、2010 SUMMERモデルの通常の携帯も展示されていた。全機種で防水機能を採用している。「beskey」(日立コンシューマエレクトロニクス製)は、3種類のキーパッドを好みに応じて交換できるのが特長の折りたたみ式ケータイ。閉じた際には、LEDライトのイルミネーションが光る。