NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は、同社の企業向けOCNサービスにおいて、NTTドコモのFOMA網を利用したモバイルインターネット接続サービス「OCNビジネスモバイル(d)」を5月27日より提供すると発表した。
同サービスは、MVNO(仮想移動体通信事業者)方式によって提供する、企業向けの定額制モバイルインターネット接続サービス。用途に応じて、グローバルIPアドレスを固定またはダイナミックに割り当て可能。インターネット接続からモバイル端末まで、申込・請求・保守をNTT Comが一元的に対応する点も特徴だ。加えて、ホットスポットも追加料金なしで利用できる。同サービスについてNTT Comは、POS(販売時点情報管理)やテレメタリング、インターネットVPNなど幅広い用途に利用できると説明している。
利用料金は、通常プランの「OCNビジネスモバイル(d)」とIPアドレス固定機能を利用した「OCNビジネスモバイル IP1(d)」の場合で異なる。初期費用、月額費用は以下の通り。
プラン | 初期費用 | 月額利用料 | 内訳 |
---|---|---|---|
OCNビジネスモバイル(d) | 3,150円 | 4,980.15円 | ISP料金+モバイルデータ信料金 |
OCNビジネスモバイル IP1 (d) | 6,300円 | 12,600円 | ISP料金+モバイルデータ通信料金+固定グローバルIP アドレス |
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提供されるデータ通信端末「MF120」(富士ソフト、中興通訊(ZTE Corporation)製) |
このほか、データ通信端末代として12,600円が必要。提供されるデータ通信端末は、寸法が約26(W)×11.5(D)×85.6(H)mmのUSBタイプ。HSUPAに対応しており、FOMAハイスピードエリアで下り最大7.2Mbps/上り最大5.7Mbps、FOMAエリアで送受信最大384kbpsの通信が利用できる。なお、初期費用・データ通信端末代金は初回月額請求時に一括で請求される。