雑誌+DESIGNING、雑誌Web Designing、マイコミジャーナルの3媒体が、様々なジャンルのクリエイターたちを100人連続で紹介していく新企画。第25回は、フォトグラファー・魚住誠一が登場。

魚住誠一プロフィール

1963年愛知県生まれ。カメラマンを目指し、渡米後、スタジオアシスタントを経て94年に地元名古屋にてカメラマン独立。97年には活動の場を東京に移し、ファッション雑誌、音楽雑誌、スポーツ雑誌、ブライダル雑誌、カメラ雑誌等で、カラーネガフィルムの手焼きプリントでのポートレートを発表。2002年頃から「デジタルカメラマガジン」で表紙を担当。その後、「おしゃれなポートレイトの撮り方1~5」や、「ポートレートスタイル」、「デジタル一眼レフで撮るレベルアップポートレート講座DVD」など多数発表。現在「月刊カメラマン」で2008年より表紙&巻頭グラビアを担当する。 オフィシャルWebサイトはこちら。

Q&A

――この仕事に就こうと思った年齢ときっかけは?

魚住誠一(以下、魚住)「27歳の時、バンド活動が危うくなった時に何かクリエイティブな事がしたく写真を選んだ」

――これまでで一番思い入れのある仕事は?その理由や思い出を教えてください。

魚住「東京に出てきて3年目、貯金は使い倒し、地元に置いてあった外車は手放し、ハッセルブラッドのレンズ4本も売ってしまい、仕事が無くて、途方にくれている時に撮影させて頂いた松たかこさん。その存在感と透明感あるオーラに、"もう一度頑張ろう!"という気になった。今でも鮮明に震えてシャッターを押した事を覚えている。ストレートに撮ったポートレートが一番と教えて頂きました」

――この仕事を辞めようと思ったことはありますか?また、そのきっかけは何ですか?

魚住「年に2~3回周期でヤメたくなる。決算時。とにかく東京は自分を養うのにお金がかかりすぎる。お金のために仕事していると考えだすとヤメたくなるが、日々の生活、仕事のスピードがそれを忘れさせてしまいます。基本は甘えなんですけど」

――これから取り組んでみたいこと、関わってみたい仕事は何ですか?

魚住「デジタル一眼レフで短編映画を撮りたい。女の子をかわいく、シャープに」


――愛用している、思い入れのある道具や本、ものを教えてください。

魚住「メインカメラであるCanonEOS 1Ds MarkIII。次のカメラが出てくるまで使い倒します」

魚住氏が愛用しているメインカメラ「CanonEOS 1Ds MarkIII」


――尊敬している人を教えてください。
魚住「JEANLOUP SIEFF、RICHARD AVEDON、WIM WENDERS」

――アイデアを練る場所、時間などを教えてください。

魚住「事務所のベランダで、カフェオーレ。夜中か朝方」

――1カ月で仕事をしない日は何日ありますか?

魚住「2~3日」

――理想的なオフの過ごし方は?

魚住「午前の遅い時間に起きて、ランチタイムと散歩。午後は仲間と映画」

――趣味やコレクションなど、いま、個人的にハマっていることを教えてください。

魚住「写真集集め。今更、大御所の写真集を集めだした。amazonで夜中に買ってしまう」

――お酒を飲みますか?週何日、どのくらいの量を飲みますか?

魚住「全く飲みません」

――同業でよく飲みにいく、食事をする人は誰ですか?

魚住「ポートレート専科の常任カメラマン。萩庭桂太さん。上野勇さん。常盤響さん。高橋ヒデキさん」

作品紹介

左:魚住誠一オフィシャルWebサイト
Ph:魚住誠一
中央:月刊カメラマン
Ph:魚住誠一
右:デジタル一眼レフで撮るレベルアップ ポートレート講座 [DVD]
Ph:魚住誠一