インスタントメッセージの送信

プレゼンスを確認して問題とわかったら、いよいよメッセージの送信だ。といっても、特別なことをするわけではないので決して構える必要はない。

まず、インスタントメッセージングを行う場合は、入力欄に相手のメールアドレスを入力して、[Enter]キーを押す(図9)。すると、会話ウィンドウが表示されるので、そこにメッセージを入力すればよい(図10)。たったこれだけである。

図9 初回のみ相手のメールアドレスや名前を入力する必要がある

図10 会話ウィンドウが表示され、インスタントメッセージのやり取りができる

また、IP電話の機器やWebカメラなどがあれば、インスタントメッセージ以外にも、音声通話(図11)や、ビデオ通話(図12)を行うことも可能だ。

図11 音声で通話するときは、この[通話]ボタンをクリック

図12 [ビデオ通話]ボタンをクリックすると、ビデオ通話が開始される。音声通話を行い、後からビデオを追加することも可能だ

グループチャットとファイル送信

Office Communicatorには、いわゆる「グループチャット」と呼ばれる3名以上でやり取りできる機能も用意されている。こちらを利用すれば、簡易的な"会議"を行うことも可能だ。

会話ウィンドウのツールバーで、[招待]ボタンをクリックする(図13)。次に表示されるダイアログで招待するユーザーを選択し、[OK]ボタンをクリックしよう(図14)。これで、3名以上でのやり取りが可能となる(図15)。なお、3名以上での音声通話やビデオ通話はできない。

図13 ユーザーを追加するには、会話ウィンドウで[招待]ボタンをクリック

図14 ユーザー名やメールアドレスで検索を行い、選択して[OK]ボタンをクリック

図15 3名以上でインスタントメッセージングを行える

また、Office Communicatorでは、ドラッグ&7のようになり、指定された箇所をダブルクリックすると、送信が行われる。ファイルを受け取ったユーザーは、表示されるリンクからファイルが保存されたフォルダを開ける(図18)。

図16 相手に送信したいファイルをドラッグ&ドロップ

図17 指定された箇所をダブルクリックして、ファイルを受信する

図18 リンクをクリックすれば、ファイルを保存したフォルダが開く

ビデオ会議やグループチャット、ファイル送信といった機能は、通常の電話では不可能なコミュニケーションを実現するものになる。共著書の執筆やシステムの開発など、複数人で協力して成果物を作成するプロジェクトでは特に重宝するだろう。打ち合わせのためだけにわざわざオフィスに戻ってくるといったことを避けられるのは、生産性向上に図るうえで大きく貢献するはずだ。