auのAndroid搭載スマートブック「IS01」を試す

第1回 外観やUIをチェック
第2回 メール機能をチェック
第3回 日本語入力機能をチェック
第4回 ワンセグやカメラをチェック

KDDIのAndroid搭載スマートフォンの第1弾「IS01」は、スマートフォンとネットブックの中間「スマートブック」という位置づけを狙っている。肝心のキーボードやUIは前回のレビューで触れたので、今回はメール機能について紹介する。

IS01

Cメール対応の独自メールアプリ

Androidのメールアプリは、標準で「Gmail専用アプリ」と「メールアプリ」の2つが用意されている。Gmailユーザーはプッシュ対応でリアルタイムにGmailが受信できるGmailアプリが便利。メールアプリは、プロバイダのメールなどを受信するためのものだ。

これに加えてIS01では、独自のメールアプリを用意しており、携帯電話のメール風の使い勝手になっている。起動すると、受信ボックス、送信ボックス、Cメール作成、PCメール作成といった項目が並び、受信メールがある場合は、受信ボックスをタッチして表示する。

メールアプリを起動したところ。ここからメールの閲覧や新規メール作成を選択する

画面は高解像度液晶を活かし、左側にフォルダ、中央にメール一覧、右側にメールを表示する3ペイン構造で、素早くメールをチェックすることができる。受信メールを表示している状態で返信・転送できるが、新規メールの作成にはいったん最初に戻らないといけない。

メール閲覧画面。3ペインの構造で、素早く目的のメールにたどり着ける。検索窓もあり、すぐに検索もできる

メールの返信や転送、電話帳登録といった操作は行えるが、なぜかメールの新規作成ができない

IS01の場合、現時点ではezweb.ne.jpドメインのEZwebメールの送受信には非対応(今後対応が予定されている)。その代わりに、auのPC向け無料サービス「au one-ID」が利用可能で、専用メールアドレスを取得できる。

またezweb.ne.jp宛てのメールを、自動的にau oneメールに転送することが可能で、これをメールアプリに登録すれば、携帯電話宛てのメールを受信できるわけだ。

アカウントの登録画面。Gmailやau oneメール、その他のプロバイダのメールなどが追加できる。POPだけでなくIMAPもサポートする

au one-IDは設定画面で登録する。AndroidではGoogleアカウントを登録してさまざまな機能を利用するが、それと同様の扱いだ

EメールだけでなくCメールにも対応しており、Cメールを使った場合は携帯用の絵文字が使用できる。PC向けEメールではこの絵文字は利用できず、デコレーションメール用の絵文字しか使えない。EZwebメールに対応したらEメールでも絵文字が使えるようになる可能性はあるそうだ。少なくともau oneメールは携帯絵文字に対応しているので、au oneメールやGmailでは絵文字が使えても良かったかもしれない。

新規メールの作成画面。テンプレート呼び出しも可能

「メール種別変更」からは、作成途中のメールをCメールとEメールで切り替えられる

Cメールだと絵文字を呼び出して入力することが可能

Eメールの場合はデコレーションメール用の絵文字が使える