NTTドコモは、音声通話や国際ローミング機能を備えたFOMAユビキタスモジュール「FOMA UM01-HW」を開発したと発表した。2010年度の第2四半期に発売する。

FOMAユビキタスモジュールは、自動販売機や家庭のガスメータなど、さまざまな機器に組み込むことでFOMAパケット通信を利用可能にする通信機器。

今回発表されたFOMA UM01-HWは、パケット通信機能に加えて、音声通話やSMS(ショートメッセージサービス)、国際ローミング機能を搭載した製品となる。緊急時に音声利用される自動販売機やSMSによる少量のテキスト送受信による情報掲示システムなど、パケット通信機能のみでは実現できなかった用途に使用できるという。

FOMA UM01-HWの外観

なおFOMA UM01-HWは、5月12日から14日に東京ビッグサイトで開催される「第13回 組込みシステム開発技術展」に展示される。

主な仕様
対応サービス FOMAパケット通信、FOMA音声通話、SMS(ショートメッセージサービス)
搭載機能 国際ローミング、ソフトウェア更新、ソケット通信
無線周波数帯 3G(2,100MHz/850MHz/800MHz)、GSM(1,900MHz/1,800MHz/900MHz/850MHz)
データ通信速度 上り最大64kbps/下り最大384kbps
シリアル伝送速度 シリアルインタフェース(UART) 最大230,400bps
USBインタフェース USB2.0 Fullspeed対応
寸法 約45.0(W)×31.0(D)×5.4(H)mm
重量 約11g
外部インタフェース 60ピン B2Bコネクタ(通信シリアルIF/USB)、モニタIF、FOMAカードIF)、TRX RFコネクタ【U.FL】(RF IF)