一度入力するとそのままプルダウンメニューに追加される便利な入力作業
まずは銀行口座の残高を設定する。環境設定ボタンでは、銀行口座やカードなどの新規追加が行える。追加した口座は各種項目のメニューに即座に追加されるほか、画面底部に常にその残高が表示される。日付ごとに常に残高の状態が表示されているのがよい(図6/7)。未来の収支もここに入力することで残高の推移をかんたんに予測することができる。家計簿を付けることのもっとも重要なポイントは、残高を意識することだと改めて気づかされる。
各セルをダブルクリックすると明細一覧画面が表示されるのでここで費目、内訳、入金、出金と詳細に入力できる(図8)。入金、出金は現金のほか設定した銀行口座ごとに振り分けることができるので、日々の現金と各口座の残高がこれに連携する。品名など新規で入力した項目は自動的にプルダウンメニューに登録されるのがとても便利。細かく広がる支出項目も常にこの軽快さで対応する。入力するとメイン画面の表に反映される(図9)。
支出や入力はアイコンメニューにある項目からもより詳細にできる。レシート入力では、レシートなどをもとに細かに入力する際に役立つ。品名のリストの検索や絞り込み、費目、内訳での絞り込みや過去に利用した店名での絞り込みなど細かく家計簿をつけられる(図10)。またおサイフケータイ、Edy、PASMOなどのデータ取り込みに対応。取り込んだデータは明細の入力が必要ない(取り込みにはFelicaポート搭載または非接触ICカードリーダー/ライターが必要)。
突然やってくるカードでの引き落とし。計画的に家計簿をつけるのであれば無視できないのがクレジットカード。環境設定にある"カード"のタブでカードの締め日や引落月/日、口座を指定しておけば、家計簿入力の際の項目にカードでのお金の流れも追加できる。[カード明細チェック]を使えば、クレジットカード会社から届いた請求書明細と入力したデータを照らし合わせる機能も搭載している(図11)。