最新デジカメを"写真好き"の「カメラ女子」に体験してもらう、リレーレポート「カメラ女子・3姉妹」。長女のともこが今回、ハイスピードカメラ「EX-FH100」で挑戦したのは、難易度の高い「夜景撮影」だ。

長女・ともこ
使用機種:EX-FH100


デザイン事務所、雑誌編集社、IT系企業の広報などを経てライターとして独立した"3姉妹"の長女。姉御肌のしっかり者(?)で、柚子胡椒や納豆まで手作りしてしまう家庭的な一面も。EX-FH100で撮影したスカイツリー見学記も掲載中のブログはこちら

高速連写した複数の画像を1枚の写真として合成し、ブレのないキレイな夜景撮影を実現するというハイスピードカメラならではの機能は活躍するのか?

長女・ともこ写真日記vol.2「ふたたび上野へ!」

カシオの新製品「EX-FH100」には、高感度センサーや高速連写性能を応用したプログラム撮影「BS(ベストショット)」がある。このなかに夜景をよりキレイに撮れる「HS(ハイスピード)夜景」と「HS夜景と人物」モードがあって、手持ちのときは高感度で高速連写をして、連写した画像をなんと「自動的に合成」してブレをなくしてくれるという優れもの。

というわけでまたもや上野公園ですが、国立科学博物館の上に浮かぶ満月(ブルームーン)をパチリ。

上野公園の噴水&奥には東京国立博物館。手持ち撮影かつ、かなり暗い公園なのに手ブレしていないとはすごい。HS夜景モードは連写画像を重ねて合成しているからか、硬い画質というよりも柔らかな印象。

以下は、HS夜景モードで撮った何処かの飲み屋街。

こちらは待ち合わせに遅れそうになりつつも、夜景夜景と思い試しに撮った何処かの街。EX-FH100のHS夜景モードはカナリ適当に(=いい加減に)撮っても手ブレはないし、夜の闇も深いような。

最後に「HS夜景と人物」モード。これは高速連写した背景とフラッシュで撮影した人物を1枚の画像に合成してくれるというもの。中目黒のさくら祭りの同伴者にモデルをお願いしたら、二つ返事でOKしてくれたものの、こういう企画で公開する為と告げたらすげなく断られちゃった。ち。

なので、申し訳ないのですが「ともこ」です。

「HS夜景と人物」モード(右)とAUTOモード時の比較

こうして並べてみると一目瞭然? 「HS夜景と人物」モードだと後ろの桜もはっきりくっきり。人物も入れて夜の町並みなどをキレイに撮影したい場合は、このEX-FH100の「HS夜景と人物」モードは好さそうだ。いやはや最近のデジカメっていうのは高機能なのねぇ……高速連写やハイスピード動画がオモシロイと思っていたけれど、この「HS夜景」と「HS夜景と人物」モードというのも、かなり使えるな。

※おまけ…EX-FH100のハイスピードムービー(30-240fps)ためし撮り「雨の新橋駅」


ミゾタユキの撮影ワンポイントアドバイス


夜のスナップ写真、コンパクトデジカメでは少し難しいジャンルです。経験がある人ならすぐわかると思うけど、三脚を使わずに手持ちで写真を撮るとブレてしまうし、高感度(ISOという数字を大きくする)で撮ると暗い部分がザラついて見えて気になったり。

今回は、EX-FH100と夜散歩。2枚目の写真、ライトアップした建物の色と噴水の色が暗闇の中で美しく浮かんだ、ステキな夜景スナップですね。噴水の中にカップルのシルエットをいれたことで、写真にドラマやストーリーを感じさせる雰囲気が生まれました。

EX-FH100には、BS(ベストショット)という撮影モードの中に夜景をキレイに写すことが出来る「HS夜景」があります。1回シャッターボタンを押すと自動的に高速連写をして、その複数の画像を被写体の位置を合わせながら1枚の写真に高速合成をしてくれるというユニークな機能。そのため手持ちでもブレない写真になるんです。

夜景を背景に人物を入れた写真を撮りたいときには「HS夜景と人物」を選びます。オートと見比べてもらえるとわかるとおり、オートではフラッシュが届いているところはもちろんキレイに写っているけど、背景の奥が暗いので雰囲気が少しわかりづらいですね。 「HS夜景と人物」で写すと、写真のようにライトアップされた桜と夜の街の雰囲気をこわさないキレイな記念写真になります。お友達と出かけたときには、フラッシュで人を明るくしつつ夜景もキレイに写すことが出来る「HS夜景と人物」で決まり☆ですね。