会社とは、社会に貢献し続けることでその継続性が維持される。会社の継続性によって社員が活き活きと働くことができ、その社員の生活を支えていくことができる。NECが今年、創立111周年を迎えられるのは、これまでの事業を通じた継続的な社会への貢献がお客さまに受け入れられたからこそ。

商品・サービスは「売る」ものではなく「買っていただく」もの。そのためには、常にお客さまの目線に立ち、お客さまが本当に利便性を感じるものを提供することが重要。世界のお客さまに愛される商品作りを追求し、いただく感謝の言葉を糧にさらなる成長を目指し、世界から愛されるNECを一緒に作っていこう。

事業を動かすのは「人」。また、事業をやりぬく強い意志をもった社員によって、企業の「文化」が作られる。そうした思いから「事業は人、企業は文化」だと考えている。皆さんも、NECの文化であるグループバリューを常に意識し、グループビジョン2017の実現に向けて取り組んで欲しい。また、今年はビジョンの実現に向けた中期経営計画「V2012 -Beyond boundaries, Toward our Vision-」の最初の年。中期経営計画の達成のためには自分として何ができるのかをよく考え、常に新しい目線で様々な変革を進めていって欲しい。特にNECが真のグローバルリーディングカンパニーになるため、皆さん一人ひとりがグローバルな視点でお客さまを理解し、貢献していって欲しい。

私の信条は「意志あるところに道あり、Where there is a will, there is a way!」というもの。これからビジネスの最前線に立つ皆さんには、自らが率先して組織や仕事の枠を超えて挑戦する習慣を、早く身につけて欲しい。私も今日から社長として、皆さんと同じく新たな気持ちで仕事にあたり、NECの変革を実現していこうと思っている。 一緒に頑張ろう。