パナソニックは、縦型洗濯乾燥機「NA-FR80S3」(洗濯脱水容量8kg/乾燥容量4.5kg)「NA-FR70S3」(洗濯脱水容量7.0kg/乾燥容量4.0kg)を発表した。発売は5月25日で、価格はオープン。市場価格は、NA-FR80S3が18万円前後、NA-FR70S3が17万円前後と予想される。

縦型モデルとしては初めて「エコナビ」と「ナノイー」を搭載した「NA-FR80S3」。エコだけでなく、使い勝手も向上している

NA-FR80/70S3は、昨年4月に発売されたNA-FR80/70S2の後継モデル。乾燥には効率の高い水冷除湿を採用している。先代モデルは、「エコウォッシュシステム」による、節水性能の高さをポイントとした製品。同システムは、内槽の高速回転により、濃縮した洗浄液を循環させる「循環ジェットシャワー」と、左右に異なる強さで回転するパルセーターによる「ダンシングかくはん水流」とを組み合わせたもので、51Lという低い水位でもしっかりとしたなもみ洗い効果を発揮できていた。新モデルでは、このエコウォッシュシステムに、縦型洗濯機としては初めて「エコナビ」をプラス。NA-FR80/70S3で使用されているセンサーは、衣類の量を検知する布量センサー、洗浄液の電気の通りやすさを検知する汗汚れセンサー、洗浄液の濁り具合を調べる泥汚れセンサーの3種類。このうち、エコナビに直接関わってくるのが汗汚れセンサーと泥汚れセンサー。これらのセンサーからの情報をもとに、洗濯物の状態を判断し、汚れが少ない場合には、洗濯やすすぎの時間を短くすることで、使用する電気や水の量をセーブする。NA-FR80S3の洗濯時の定格使用水量は91Lと、昨年モデルから変化はないが、これは、エコナビを使用した場合の水量ではなく、標準コースの水量。エコナビを使用した場合、昨年モデルに比べて、最大で5%の節水になるとのことだ。

また、こちらも縦型洗濯機としては初めて、「ナノイー」機能を搭載。洗濯前に皮脂汚れを分解する「プレ洗浄」を行うことや、水洗いしにくいものの除菌消臭を行うことも可能となっている。