インターネットのトラフィックによるモバイル市場の動向調査を行っている米AdMobは3月25日(現地時間)、2010年2月分の市場報告「February 2010 Mobile Metrics Report」を公開した。

調査報告によれば、スマートフォンのトラフィックが昨年2009年2月の35%から48%に増えており、小型モバイル端末(MID)を含めたモバイルトラフィック全体の半分を占めるまでになった。その要因としては、iPhoneやAndroidなどで非常にネットワーク帯域を食うアプリの利用によるものが挙げられるという。一方でインターネット接続機能をもった従来型の電話のトラフィックの絶対量自体は31%の増加を見せているにも関わらず、シェアベースでは58%から35%に減少している。つまり、それだけスマートフォンのトラフィックが見た目のシェア増以上に激増していることを意味する。またMIDの成長も著しく、このカテゴリには一般的なMIDのほか、iPod touch、ソニーPSP、Nintendo DSiなどのトラフィックがシェア増に貢献しているという。

だが今回の調査の最大のハイライトはモバイルOSシェアの部分だ。ネットワークへのリクエストベースの集計では、iPhone OSのシェアは昨年2月の33%から50%になり、全体の半数を占めるまでになった。一方でSymbianのシェアは43%から18%に減少している。最も驚異的な伸びを見せたのがAndroidで、昨年2月にわずか2%だったシェアが24%にまで急増し、順位でもSymbianを抜いて2位につけている。これは昨年後半に主要なAndroid端末が一気にリリースされたことが大きい。iPhoneの圧倒的シェアもさることながら、それに短期間で肉迫するAndroidが最大のライバルであり、脅威だといえるだろう。

なお、AdMobは2009年11月に買収されて米Google傘下に入っている。