三洋電機は16日、リニアPCMレコーダー「Xacti SOUND RECORDER」の新モデル「ICR-PS605RM」「ICR-PS504RM」「ICR-PS502RM」を発表した。発売は2月下旬で、価格はオープン。市場価格は、ICR-PS605RMが4万円前後、ICR-PS504RMが2万円前後、ICR-PS502RMが1万5,000円前後と予想される。

W-XYマイクと24bit/96kHzのリニアPCM対応で高音質録音が可能な「ICR-PS605RM」

ステレオマイクとズームマイクを装備する「ICR-PS504RM」

新モデルは、1月に発売された「ICR-XPS03MF」「ICR-XPS01MF」に続く、新生Xacti SOUND RECORDERの第2弾。ICR-PS605RMは、高音質録音を特徴とするモデルでICR-PS603RMの上位機種となる、同社ICレコーダーの最上位機種。ICR-PS504RM/502RMは、それぞれ、ICR-PSO503RM/ICR-PS501RMの後継機種。

ICR-PS605RMの大きな特徴となっているのが、リニアPCMレコーダーとして世界初となる、6マイクシステムの搭載。搭載されているマイクは、無指向性のステレオマイクと、単一指向性のXYマイク、さらに40,000Hzまでの高域に対応する高周波用XYマイク。会議などの録音では、無指向性のステレオマイクで行い、音楽などの録音は、2つのXYマイクをセットしたW-XY型マイクによって行う。録音フォーマットは、リニアPCMとMP3を利用可能で、リニアPCMでは、24bit/96kHzでの録音に対応。また、MP3形式でも320kbpsでの高音質録音が可能だ。

記録メディアは、内蔵されている4GBのフラッシュメモリーに加えて、microSD/SDHCカードを使用できる。記録方式にリニアPCM(96kHz/24bit)を選択した場合、4GBのメモリーに約1時間50分、ステレオMP3(320kbps)では約27時間、モノラルMP3(32kbps)では約273時間の録音が可能だ。

ICR-PS504RM/502RMは、無指向性のステレオマイクと単一指向性のズームマイクを搭載するモデル。録音フォーマットはリニアPCM(16bit/44.1kHz)とMP3(32kbps~320kbps)を利用可能だ。記録メディアは、内蔵のフラッシュメモリーとmicroSD/SDHC。ICR-PS504RMは4GB、ICR-PS502RMは2GBのメモリーを内蔵する。

3製品とも、電源は、単4形eneloop×1(アルカリ電池も使用可能)。本体にはスライド式のUSBコネクタが装備されており、PCに接続するとeneloopの充電も行われる。

本体サイズは、ICR-PS605RMが幅約35.4mm×高さ約132.6mm×奥行約13.9mmで、ICR-PS504RM/502RMが幅約35.4mm×高さ約103mm×奥行約13.9mm。