AbletonとSeratoは、米アナハイムで開催された世界最大規模の国際楽器見本市「Winter NAMM SHOW 2010」にて、プロダクションツール「Ableton Live」とDJツール「Serato Scratch Live」または「ITCH」をスムーズにリンクさせる「The Bridge」を発表した。
2008年10月に発表された両社による提携後初の成果となる本製品。この製品を導入することで、ターンテーブル・CDJ・ITCHコントローラなどを用い、Ableton Liveのトランスポートがコントロール可能になる。また、Scratch Live / ITCHではデッキコントロールやミックス、ナッジ、DJスタイルのループといった操作を、Ableton Liveではリミックスをはじめ、トラックのミュート/ソロ、バーチャルインストゥルメントの使用、ドラムパターンの変更、オーディオのマニピュレート、エフェクトの微調整、ループのラウンチといった操作が、双方向かつオンザフライで行えるようになる。そのほか、Serato Scratch Live / ITCHでのミックスは、Ableton Live Set(.als)としてのエクスポートに対応。Seratoハードウェアのセットアップに応じて、DJミキサーでのフェーダー・EQ・クロスフェーダーカットなどの動きも、オートメーションデータとして記録できるとのこと。