ディスカバリー・コミュニケーションズ、ソニー、IMAXの3社は、合弁で世界初の24時間放送の3D専門放送局をアメリカで設立すると発表した。それにより、3Dコンテンツ、専門技術、テレビ番組放映網、運営力が結集し、高品質の三次元映像が家庭で体験できるようになるという。

写真左から、IMAX CEO リチャード・L.・ゲルフォンド氏、ソニー会長 兼 社長ハワード・ストリンガー氏、ディスカバリー・コミュニケーションズ CEO 兼 社長デビッド・ザスラフ氏

同放送局では、ディスカバリー、ソニー・ピクチャーズ・エンターテインメントやIMAX、またはその他の番組供給者から供給される、自然史、宇宙、探検、冒険、工学、科学、技術や、動画、子ども番組などのジャンルから、3Dで魅力を発揮するであろう高品質の優良コンテンツを集めて放送していく予定。2011年に放送開始予定で、将来的には、国際的に配信する機会も検討していくとのこと。IMAXのCEOであるリチャード・L.・ゲルフォンド氏は「今回、新たな挑戦である新事業は3Dを家庭に届け、IMAXブランドを拡大する我社の戦略的施策の第一歩となります。ディスカバリーおよびソニーとは、以前にIMAXのイベントフィルム作品に関して、強力な協調体制を築いた実績があります。私たちは、こうした強力なパートナーと協力し、家庭で見る3Dのリアリティーをどこより早く実現することに喜びを感じています」とコメントした。なお、同放送局において、ディスカバリー、米国の関連会社ソニーUSAを介したソニー、IMAXの各社は対等なパートナー関係となる。