ナノイー発生機「F-GME15」

パナソニック電工は20日、パナソニック製空気清浄機などに採用されている水の微粒子イオン「nanoe(ナノイー)」に、空間に置かれたモノに付着した新型インフルエンザウイルス(付着ウイルス)を99%抑制する効果があることを国立大学法人 帯広畜産大学 大動物特殊疾病研究センターと共同で検証したと発表した。

同社では、「接触感染の原因のひとつとなる付着ウイルスが重要」と判断し、帯電微粒子水(nanoe)の付着ウイルスに対する抑制効果を検証してきた。今回の検証では、約45Lの実験空間においてシャーレ底面に滴下した新型インフルエンザウイルスに帯電微粒子水を曝露することでウイルスが99%抑制されることを検証したという。

同社では、「ナノサイズの帯電微粒子水生成技術は、さまざまな機器への応用展開が期待されます」とし、今後も帯電微粒子水の量と実験空間サイズの関係など、更に詳細な検討を実施していく予定としている。