ウィルコムは7日、同社の2009年9月末の加入者数について、-3万5,400の純減となったと公表した。純減は2009年6月以降、4カ月連続となる。

2009年9月末の加入者数の累計は449万4,400で、内訳はPHSが443万4,900、WILLCOM CORE 3Gが5万9,600となっている。WILLCOM CORE 3Gは前月末比で6,900増加した。

同社は、全体の加入者数が純減となったことについて、「厳しい競争環境が継続している中、新規獲得が伸張しなかった」とコメント。「今後も厳しい競争環境が続くと思うが、ウィルコムの優位性を生かした市場開拓の推進などによって、顧客基盤の拡大を目指す」としている。

ウィルコムは9月24日、財務体質の改善を目指し事業再生ADRの手続を申請したと発表したが、加入者数の純減が続く中、経営再建にとって厳しい状況が続いているといえそうだ。