セイコーエプソンは9月15日、動作温度範囲-40℃～+105℃に対応する車載向けUSBハイスピードハブコントローラLSI「S2R72A04」を開発したことを発表した。すでにサンプル出荷を開始している。

車載向けUSBハイスピードハブコントローラーLSI「S2R72A04」

同製品は、従来生じていた車載機器とさまざまな機器を接続するためのシステムアーキテクチャの変更によるソフトウェア開発負荷の増大といった課題に対応しており、特別なソフトウェアを使用せずに、メインLSIのUSBポートに接続するだけで、USBポートの増設を短期間で実現することができる。

また、アップストリームポートをUSBフルスピードモードに固定し、USBフルスピードハブ(USBハイスピード非対応ハブ)として使用可能なほか、接続先ホストがUSBハイスピード対応仕様でもUSBフルスピードに固定することができ、低EMI/EMC対策および低消費電力化に有効となっている。

なお、車載品質の業界標準規格であるAEC-Q100については現在評価中としている。