マイクロソフトは、TechNetにおいて32/64bit版「Windows 7 Enterprise 90日間評価版」を公開した。「Windows 7 Enterprise 90-day Trial」よりダウンロードできる。

同評価版はIT プロフェッショナルを対象に設計され、ソフトおよびハードを最終版でテストできるというもの。主機能についての理解、Windows 7がPC環境における生産性/セキュリティ/管理性をどのように高めるか実際に体験可能としている。

IT プロフェッショナルではない場合や、企業ネットワークを管理する業務を行っていない場合は、試用版の導入は推奨していない。また、パートナー プログラム、MSDNサブスクリプション会員(開発者向け)、TechNet Plus サブスクリプション会員、ボリューム ライセンス/ソフトウェア アシュアランス プログラムを利用しているユーザーは、製品版を入手可能となっているため、90日間評価版の入手は不要としている。

ガイドラインとして以下の点を挙げ、注意を呼びかけている。

  • データの事前バックアップ。自宅または業務で使用しているメイン コンピュータでWindows 7をテストしない
  • 製品のライセンス認証手続きは10 日以内に行う。10日間が経過するとライセンス認証が行われるまで1時間間隔でシステムがシャットダウンする
  • 90日間評価版は、Windows 7 Enterprise の完全動作バージョンでプロダクトキーは不要(ダウンロードに組み込まれている)
  • 90 日間評価版は、90日の評価期間が終了すると1時間間隔でシステムがシャットダウンする
  • 90日間評価版は、提供期間と数量が限定されている。その上限数に達しない限り2010年3月31日までダウンロード可能
  • 90日間の利用期間終了後も、Windows 7 Enterpriseを使用する場合は、製品版を購入したうえでドライバ/アプリケーション/OSのクリーンインストールを行う必要がある
  • 技術的問題に関する詳細、最新情報、質問については、FAQやWindows 7 サポート フォーラムを参照
  • 最新情報の把握。TechNetのスプリングボード シリーズのブログなどを閲覧し、技術情報/ニュース、技術的なガイダンス、ヒント、ツールを必要に応じ入手する
  • PCを最新状態に保持する。90日間評価版の更新プログラム公開に備え、Windows Update の自動更新機能を有効にする

動作環境は、1GHz以上の32bit(x86)または64bit(x64)プロセッサ、メモリ容量1GB(32bit版)/2GB(64bit版)、空き容量16GB(32bit版)/20GB(64bit版)のHDD、WDDM 1.0以上のドライバで稼動するDirectX 9対応GPU、DVD互換ドライブ。またインターネットアクセス可能な環境が必要。