ソニーは、国内映画館のデジタル化を包括的に支援する「デジタルシネマ・ソリューションサービス」を10月1日より開始することを発表した。高品質な上映環境や、4K、3Dなどの新たな付加価値の提供に加え、運用状況のレポート提出、デジタルコンテンツ製作・流通サポートなどデジタル化のメリットを活かしたサービスを提供する。

これは同社およびソニープロテクノサポートに新設されたデジタルシネマ事業推進部によって提供されるもの。その第1弾として、制作/配給会社3社(20世紀フォックス映画、ウォルト・ディズニー・カンパニー、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)と日本市場を対象とした映画館のデジタル化を展開ししていく契約を結んだ。

また映画館側では、「新宿バルト9」、「T・ジョイ大泉」などのシネマコンプレックスを展開するティ・ジョイが同サービスを利用。ソニー製のデジタルシネマプロジェクタ「SRX-R220」を中心とするデジタルシネマ上映システムの導入を開始する。

同サービスでは高品質な上映環境や、4K、3Dなどの新たな付加価値の提供に加え、運用状況のレポート提出、デジタルコンテンツ製作・流通サポートなどデジタル化のメリットを活かしたサービスを提供する。同社ではこれに加え、デジタルサイネージやFeliCa等を組み合わせた映画館向けシステムの開発や、コンサート、スポーツイベントなど映画以外のデジタルコンテンツ上映も提案していく考え。

高解像度4K映像の投影、3D上映にも対応するデジタルシネマプロジェクター「SRX-R220」