米AMDは、「ATI Mobility Radeon」が現在発売されているディスクリート・グラフィックス搭載ノートPCの過半数に採用されているというデータを明らかにした。JPRの発行するJon PeddieのMarket Watchレポートによる、2009年第2四半期データとされている。

同レポートによれば、2009年の第1四半期と第2四半期とを比較したモバイル・ディスクリート・グラフィックス市場で、AMDの市場シェアは36.5%増加し、販売台数は87.27%増加している。結果、AMDは現在モバイル・ディスクリート市場全体のうち53%のシェアを占め第一位とされている。

「ATI Mobility Radeon HD 4000シリーズ」

米AMDではシェア増加の要因を、「ATI Mobility Radeon HD 4530」や、「同4670」など、「ATI Mobility Radeon HD 4000シリーズ」のGPUが、最新のMicrosoft DirectX 10.1をサポートするほか、HDマルチメディア・エクスペリエンスを実現、エネルギー効率でも優位であるためと説明している。