日立アプライアンスは、サイクロン式クリーナー「CV-RS3100」と、紙パック式クリーナー「CV-RP2100」を発表した。発売日は8月26日を予定している。価格はオープンで、市場価格はCV-RS3100が8万円前後、CV-RP2100が7万円前後と予想される。

「2段ブーストサイクロン」を採用する「CV-RS3100」と紙パックモデルの「CV-RP2100N」。いずれも、「ワイドゴミハンターヘッド」の採用で掃除の効率がアップしている

CV-RS3100は、昨年10月に発売された「CV-RS3000」の後継モデルで、同じくCV-RP2100は、「CV-RP2000」の後継モデル。サイクロンモデルでは、新たに「2段ブーストサイクロン」を採用。2段ブーストサイクロンは、2つのサイクロンが重ねられた構造となっており、1段目では遠心分離によりゴミと空気を分離、2段目では分離されたゴミを圧縮して、ゴミ捨てを楽にするというもの。圧縮により、ゴミ捨て時の埃の舞い上がりも抑えることが可能だ。もちろん、従来機同様、ダストケースにティッシュをセットすることで、フィルターに付着するゴミを減らすことも可能だ。また、サイクロンの後にクリーンフィルター、アレルオフフィルター高集塵フィルター配置されており、ハウスダストに含まれている微細なゴミを99.99%以上キャッチする。紙パック方式のモデルでは、「ナノテク高捕塵プレミアム衛生フィルター」と「高集塵フィルター」により、やはりハウスダストなどに含まれる微細な塵を99.99%以上キャッチすることが可能だ。

さらに、新モデルでは、新たに「ワイドゴミハンターヘッド」と呼ばれる新ヘッドが採用されている。一般的なヘッドのサイズは幅24-5cm程度。実際にゴミを吸い取ることができる範囲はさらに狭くなる。同社の昨年モデルでは22cmとなっていた。新モデルでは、このエリアを約29cmに拡大。ゴミを吸い取る幅は広がっているが、操作に必要な力は、従来の「ゴミハンターヘッド」と同様。つまり、この新ヘッドを採用したモデルでは、吸い込み幅が広い分、同じ部屋を掃除する場合、従来よりもヘッドを動かす回数が減少することになる。

CV-RS3100の吸い込み仕事率は460-80W。消費電力は1,000-200W。同じくCV-RP2100の吸い込み仕事率は470-80W、消費電力は1,000-200Wとなっている。

本体サイズは、CV-RS3100が、長さ405mm×幅276mm×高さ284mm、CV-RP2100が、長さ375mm×幅285mm×高さ246mm。高さを抑える「サッとスマート収納」により、両モデルとも収納時には約70cmの高さにまとめることが可能だ。