いくらGeForceを搭載しているとはいえ、実用でどのレベルなのか気になる人もいるだろう。そこで、まずはFPSゲームとして非常に高い人気を誇る「コール オブ デューティ4 モダン・ウォーフェア」をプレイ。さすがに標準の画質設定では、コマ送り状態で遊べる状態にはならなかったが、解像度を640×480ドット、各種描画オプションを最低レベルまで落とすと、オブジェクトが多いシーンでは15フレーム以下とカクカクした動きになる場合もあるが、建物内などでは30フレーム以上出ることもあり、快適とまではいかないが、十分に楽しめるレベルになった、3Dゲームも画質と解像度にこだわらなければ、ある程度は遊べそうだ。
このほか、オンラインRPG「ファイナルファンタジーXI」のベンチマークソフト「Vana'diel Bench 3」では、ストレスなく遊べるだけの結果を出している。高い描画性能を求めるタイトルではない限り、オンラインRPGもプレイできるといえる。
ベンチ結果
■Vana'diel Bench 3 | |
---|---|
High | Low |
1719 | 2633 |
■3DMark06 | |
---|---|
3Dmarks | 1471 |
SM2.0 | 650 |
HDR/SM3.0 | 554 |
CPU | 522 |
■PCMark05 | |
---|---|
PCMark Score | 1907 |
CPU | 1553 |
Memory | 2522 |
Graphic | 1269 |
HDD | 4181 |
また、GPUはNVIDIAのハイビジョン動画再生支援機能である「PureVideo HD」を搭載する。一般的なネットブックでは、ハイビジョン動画再生はほとんど絶望的だが、筆者が本機で720pのハイビジョン動画を再生したところ、少々のコマ落ちは見られたが、ほとんどのシーンがスムーズな再生で、CPUの使用率も50%前後と余裕があった。再生支援機能が働いている証拠だろう。その一方で、YouTubeなど動画投稿サイトのハイビジョン動画はCPUが100%になり、映像はコマ落ちが激しく、とても楽しめるレベルではなかった。これはブラウザが再生支援機能に対応していないため。ここは、ブラウザ側の発展を期待したい。