電子情報技術産業協会(JEITA)は10日、2009年6月の携帯電話・PHSの出荷台数について、前年同月比24.2%減の396万5,000台だったと発表した。出荷台数が前年同月を下回るのは12カ月連続となった。

前年同月比でマイナスになったことについてJEITAでは、「依然として国内景気後退の影響を強く受けているものと思われるが、前年同月の実績が500万台超と高かったことも一因」としている。一方で、「夏商戦もスタートしたことから、4カ月ぶりに300万台を超え400万台に迫る出荷台数となった」と夏商戦効果があったと分析している。

携帯電話のうち、ワンセグ対応製品は333万7,000台で、ワンセグ搭載率は86.3%となり、「標準機能として定着したと考えられる」(JEITA)。PHSは9万6,000台で、前年同月比32.6%減と12カ月連続マイナスとなった。

四半期ベースで見ると、2009年4-6月の携帯電話・PHSの出荷台数は前年同期比28.6%減の858万2,000台となった。