丸紅情報システムズは、単一指向性スピーカーの専業メーカーである米国のアメリカンテクノロジーと、日本国内における独占販売契約を締結したことを発表した。

アメリカンテクノロジーは長距離音響発生装置「エルラド(LRAD)」など、指向性の強い音を発するスピーカーの開発・販売を行っている会社。同社のエルラドは、指向性の高い大音響を発生するスピーカーシステムで、最大1.6キロメートル離れた一地点まで、音を伝送することが可能とのこと。湾岸・海上警備、空港施設におけるバードストライク防止、災害時の避難勧告、鳥獣農作物被害など、様々な局面で活用が見込まれている製品だ。日本での販売価格は162万円からとのこと。

長距離音響発生装置「エルラド(LRAD)」

また、今回の独占販売契約により、同社の超指向性スピーカー「HSS」なども日本に紹介される。HSSは、ほぼ一直線に音を伝達する商業施設向けのスピーカーで、美術館や展示会などの需要が見込まれているという。販売価格は20万円から。

アメリカンテクノロジーの製品群。画像左上のスピーカーがHSS