グループセブジャパンは13日、都内にて今夏・秋の主力製品を紹介するティファールブランド新製品体験会を行った。

会場では、7月10日に発売されたコード付きとコードレスが選べるアイロン「2WAYコード」、8月21日に発売予定の新開発オートクリーンかけ面を採用したアイロン「アルティメットオートクリーン」、電気蒸し器「スチームクッカー」という発表済みの3製品に加え、11月2日に発売されるスティックミキサー「クリック&ミックス」が紹介された。

手作り料理の調理時間を短縮したい、レパートリーを増やしたい、などというニーズに応える一品「クリック&ミックス」。シャフト部分にステンレスを採用したモデル(写真右/14,700円)も同時発売

新たに発表されたクリック&ミックスは、つぶす・混ぜる・泡立てる・砕くなどに対応する多機能の棒状ミキサー。細長い形状で、使用する容器を選ばないデザインも特徴となっている。価格は12,600円。

グループセブでは1957年にスティックミキサーの販売を開始。グループセブ本社があるフランスでは、スティックミキサーのバリューシェア1位(2008年GFK)となっており、今回は満を持しての日本国内投入となる。製品投入の背景にあるのは、「食への不安や不景気による外食控え」。家で手作りをする「家ごはん」が注目されていることから、「料理の手間を省いてレパートリーが広がる製品」としてクリック&ミックスをアピールしていく。

ポタージュスープ、離乳食、ジュース、自家製挽き肉などにも対応。体験会ではインジニオ鍋を使ってポタージュスープを調理

クリック&ミックスの最大の特徴は、アタッチメントの付け替え時に、直接刃に触れずに着脱できる「クリック&ミックスシステム」。アタッチメントの上からシャフト部をかぶせればセットが完了し、両サイドのボタンを押すと取り外しができ、安全性にも配慮されている。

アタッチメントを台に置き、上から本体をかぶせれば装着可能

本体上部にあるスピード切り替えボタン。コードが手の反対側にくるように設計され、手の動きをじゃましないのも特徴

同製品では、柔らかい食材を混ぜたり、つぶせるブレンダー、挽き肉や魚のすり身などをつくるミンサー、卵白の泡立てなどに使えるウィスク、氷を細かく砕くアイスクラッシャーの4タイプのアタッチメントと、800mlのクッキングカップなどを付属。アタッチメントは、色で使用用途が分かるようにデザインされており、野菜のイメージの緑(ブレンダー)、肉のイメージの赤(ミンサー)、卵のイメージの黄色(ウィスク)、氷のイメージの青(アイスクラッシャー)の4色を採用している。また、アタッチメントはプラスチック素材を採用しており、使用時に容器や鍋の内側にキズがつきにくい「プロテクト構造」としている。

さらに、低速・高速の切り替えスイッチを本体上面に設けることで、調理中のスピード切り替えも目で確認しながら行える。このほか、全30種類のレシピを掲載したレシピブックも同梱される。本体サイズは65(W)×380(H)×52(D)mmで、重さは580g。収納時は、本体とシャフト部を外して約半分の長さにできるほか、アタッチメントはまとめてクッキングカップに収納できる。

「ティファールの製品は、『何か新しいものをもっている』と感じていただけるものを投入していきたい」とする同社。今後も複数の新製品投入を予定しており、グループセブとして、「本腰を入れて日本のマーケットを攻めていく」としていた。

「2WAYコード」(左)と「アルティメットオートクリーン」。アイロンがけのコツも披露された

100種類の調理例がのったレシピブックも付属する電気蒸し器「スチームクッカー」