NECは11日と12日の2日間、渋谷のパルコパート1のスペイン坂広場にて、同社がNTTドコモより販売している携帯電話「docomo PRIME series N-06A」「docomo PRIME series N-07A」「docomo STYLE series N-08A」「docomo SMART series N-09A」4機種の展示およびタッチ&トライイベントを開催した。
今回のイベントは『NEC SUMMER COLLECTION 2009×「MW -ムウ-」』と題され、N-06AのCMキャラクターである玉木宏氏主演の映画「MW」とタイアップしたキャンペーンを実施。会場には映画のコピー「(世界を変えるのは、)破壊か。祈りか。」をもじり、「機能か。デザインか。」にフレーズを変更した映画の大型ポスターが張られた。会場のタッチ&トライコーナー参加者には抽選で映画招待券が当たる企画が行われ、頻繁に鳴り響く当たりを知らせる鐘の音が、街行く人々の注目を集めていた。
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6台の実機が用意された、有効画素数約810万の高画質カメラを搭載するN-06A。通信面ではWi-Fi(無線LAN)に対応しており、当端末をアクセスポイント(親機)にしてポータブルゲーム機などWi-Fi対応機器(子機)をインターネットに接続させることも可能 |
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会場内にはアニメ「東のエデン」で登場したノブレス携帯や、エンディングで使われていた紙製ノブレス携帯なども用意。ショーケース内の精巧な模型に見入る人の姿もあった。なお、同アニメに登場するノブレス携帯のコンテンツは、N-06Aにプリインストールされている |
N-07Aは、佐藤可士和氏監修によるスポーティなデザインが目をひく機種。コナミスポーツクラブ提供のiウィジェットなど、健康管理に役立つアプリを搭載し、内蔵の歩数計を用いれば歩数や歩行距離、消費カロリーや脂肪燃焼量などのデータを数値化してくれる機能が利用できる。
N-08Aは、8.1メガカメラと3.2インチ大画面液晶を搭載したスリムケータイ。背面パネルの柄は千鳥格子など3種類から選択でき、着信などを知らせるワンポイントイルミネーションも26種類のアルファベットとハートなど5種類の記号から選択が可能。このようにして、自分だけのオリジナルデザインをカスタマイズできる。会場にはタッチ&トライコーナー以外に、実際にデザインを変更したモデルが展示された。
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N-08Aは2008年冬モデルN-02Aの後継機。カラフルキーイルミネーション機能も引き継がれ、さらに鮮やかな発行色に進化している |
閉じた際に確認できるワンポイントイルミネーション。多くの参加者が会場で実機を手にとり、イルミネーションの違いを確認していた |
N-09Aはレザー調、木目調などのデザインが目をひくハイセンスな機種。タッチ&トライのコーナーには、携帯とは思えない独特の手触りを確かめる人の姿が見られた。
NECの担当者の話によれば、今回の企画は人気俳優の主演する映画とのタイアップ、若者に支持されているアニメとのコラボレーションを交えて、立地条件の良い場所でイベントを行うことで多くの人の注目を集める戦略だったという。両日とも好天に恵まれ、企画の意図は最大限に発揮されたように思われる。