Sun Microsystemsが17日 (米国時間)、仮想化ソフト「Sun VirtualBox 3.0」のβ第1版を公開した。対応アーキテクチャはIntel x86またはAMD64 (32 / 64bit)、動作環境はWindowsとMac OS X、LinuxとSolaris 10 / OpenSolaris。Webサイトでの告知および一般向けダウンロード提供は行われないが、フォーラムとメーリングリスト経由で公開される。

ゲストOSで最大32基のコアを利用できる「Sun VirtualBox 3.0」のβ1が公開

今回のリリースは、2008年9月に公開されたVirtualBox 2.0に続くメジャーバージョンのβ版。複数基の仮想CPUを動作させる「Virtual SMP」を強化、ゲストOSで最大32基の仮想プロセッサ / コアがサポートされた。従来はSMP / マルチコアCPU環境下の場合、CPUまたはコア1つが1基のCPUとして認識されていたが、そのままマルチコアとして認識されるよう改良を実施。その結果、複数の物理CPUをサポートしないゲストOS (Windows XP Home SP2 / Vista Home Basicなど) がマルチコア環境下で動作可能になった。本機能は、Intel VT-xまたはAMD-Vに対応したCPUを搭載したマシンで有効。

描画機能も強化。Windowsゲストでは、試験的にDirect3D 8/9のアクセラレーションに対応した。OpenGL 2.0のアクセラレーションもサポート、Windows / Linux / Solarisゲストで利用できる。

ユーザインターフェイスも改良、フルスクリーンモード時およびシームレスモード時に有効なミニツールバーが追加された。仮想マシン上のゲストOSヘ遠隔地からのアクセスを可能にするVRDP (Virtual Reote Desktop Protocol) も強化され、Windows 7のRDPクライアントに対応している。ほかにも、仮想マシンイメージの標準フォーマット「OVF」のサポートなど、他の仮想化ソフトとの相互互換性も強化されている。