モバイル機器向けオフィススイート「Desktop To Go」iPhone版がついに登場、ただし日本語には未対応

DataVizは15日 (米国時間)、モバイル機器向けオフィススイート「Documents To Go」のiPhone版をリリースした。対応デバイスはiPhoneとiPod touch、動作環境はiPhone OS 2.2以降。6月30日までの期間限定で、特別価格の600円 (Exchange対応版は1200円) で販売されている。

Documents To Goは、モバイル機器を主対象としたオフィススイート。ワープロと表計算、プレゼンテーションの機能を備え、それぞれMicrosoft Word / Excel / PowerPointとファイル互換性を持つことが特徴。今回リリースされたiPhone版バージョン1.0では、ワープロは編集と閲覧に対応するものの、表計算とプレゼンテーションは閲覧のみサポートされる。ただし近い将来公開される無償アップデートにより、表計算の編集機能が追加される予定。

ワープロ機能には、文章の編集に必要なスクリーンエディット機能にくわえ、箇条書きや作表、アンドゥ / リドゥなど基本機能を一通り装備。水平 / 垂直どちらの表示モードにも対応するほか、文字の検索や字数のカウント、文字の左右寄せやフォント修飾などの機能も備えている。保存時のファイルフォーマットには、Word 97またはWord 2007形式を選択可能。現行バージョンでは、漢字は表示可能なもののひらがな / カタカナを表示できず、日本語入力にも対応していない。

PCとのファイル転送には、専用アプリケーション「Documents To Go Desktop」が必要。サポートされるシステムはMac OS XとWindows、フリーウェアとして提供される。

現行バージョンでは、かな / カナの表示に対応しない

ExcelやPowerPoint文書のビューアとして活用可能