MacBook Proの15インチモデル
最初に取り上げられたのはMacBook Proの15インチモデルだ。ユニボディ、色域が前モデルから60%拡大したディスプレイ、SDカードスロットを装備。内蔵バッテリシステムは最大7時間の駆動を実現する上に、充電サイクルが約1,000回と多く、一般的な利用ならばバッテリの買い換えは必要ない。メモリは最大8GB搭載可能で、BTOで3.06GHzのIntel Core 2 Duoを選択できる。この内容で価格は1,699ドルから(日本国内では188,900円から)。従来よりも約300ドルも抑えられた価格に会場がざわめいた。
MacBook Proの13インチモデル
スクリーンにユニボディのMacBookが映し出され、Schiller氏は「次は13インチのアルミニウム・デザイン」と続けた。バッテリ、ディスプレイ、SDカードスロット、最大8GB搭載可能なメモリ、キーボードのLEDバックライト、そしてFireWire 800と、基本的なスペックはMacBook Proと同じである。「ならばMacBook Proという名前がふさわしい」と同氏。「1点だけ当てはまらないのは……」と述べた瞬間に、スクリーンに「1,199ドル(日本国内では134,800円)」。今度は会場から大きな拍手がわき起こった。
MacBook Air、MacBook
最後に紹介されたMacBook Airは、機能的には比較的おだやかなアップデートだが、下位モデルが従来よりも300ドルほど安く、そして上位モデルは700ドルほど安い。手を出しやすくなったという点では、最もインパクトが大きい。
MacBook Proの一新により、MacBookは999ドルのポリカーボネイト・モデルのみになった。1,000ドルのラインを超えるとMacBook Proである。1,000ドル以下のPCに注目が集まる昨今だが、これまで価格レベルが異なる存在だった"Pro"または"Air"に目を向けさせる価格設定だ。