PCケースでは「HAF 922」「Scout」「Gladietor 600」「Elite 310」などの新製品が出展されていた。

HAF 922はハイエンド向けケース「HAF932」をひとまわり小さくしたバージョン。20cmファンを標準で2基、最大で3基、ファン自体は計最大5基まで搭載できる強力なエアフロー性能を備える。ほか、7+1の拡張スロット、水冷用ホール、ケーブルマネジメント、CPUリテンション用の窓など、様々な特徴的機能を搭載。拡張ベイは5インチ×5(うち1基は3.5インチ共用)、シャドウベイ×5(うち1基は5インチ共用)。サイズは253×502×563mm。

PCケース製品の展示コーナー。手前から「Elite 310」(2色)、「Sileo 500」「Gladietor 600」「CM 690 Pro」「HAF 922」

「HAF 922」はミドルタワーサイズのハイエンド向けケースとなり、「HAF 932」の機能の多くを引き継いでいる。HAF 922とElite 310は近日の販売開始が予定されている

「Scout」はゲーマー向けATXケースで、LANパーティ用として持ち運びに便利なグリップを持つ。冷却ファンはフロント(標準)とトップ(オプション)が14cmファン、サイド(オプション)とリア(標準)が12cmファン。拡張ベイは5インチ×5(うち1基は3.5インチ共用)、シャドウベイ×5+1(5インチ共用)、さらに2.5インチ用のシャドウベイも1基備えている。標準カラーのほか、海外のケース改造ショップとコラボレーションしたミリタリー風の特別塗装モデルも展示中だった。

ゲーマー向けケースの「Scout」。十分な拡張性と質実剛健なATXケースに可搬用のアイデアを盛り込んでいる。「Scout」と「Gladietor 600」は6月中旬頃に発売予定

mnpctech.comの制作したミリタリー風塗装の「Scout」。フロントベイにもカバーが取り付けられており、標準のデザインからイメージ一新

PCケースコーナーでデモされていたシステム。水冷のCore 2 Quadを搭載したMini-ITXがケース内に5基、合わせて20コアという構成。HDDも5基、水冷ポンプも5基、写真の外にはディスプレイも5基だが、電源はクーラーマスターの850W電源1基で賄っている