さて、以上をふまえて日数計算の方法です。「Get-Date」コマンドレットで「ある日A」と「ある日B」を設定して、引き算をするだけです。例えば

「今日からクリスマスイヴまであと何日か?」

を調べるには括弧を使って

「 ( Get-Date  -month  12  -day  24 )  -  ( Get-Date ) 」

と入力します(図8)。

図8 「Get-Date」コマンドレットで引き算するだけで「今日(原稿執筆時点)からクリスマスイヴまで」あと224日あるとわかります

過去、つまり何日前だったかを調べるなら現在日時を前にします。例えば

「今日は今年の元日から何日めか?」

を調べるには

「 ( Get-Date )  -  ( Get-Date  -month  1  -day  1 ) 」

と入力します(図9)。

図9「今年の元日から今日(原稿執筆時点)まで」113日経ったとわかります

現在日時でなくの特定の「ある日A」と「ある日B」の差を調べるには、それぞれ「Get-Date」コマンドレットで設定して、引き算をすればよいのです。

前述した他のパラメータも利用すれば、日数だけでなく年月日時分秒、さらにはミリ秒単位までの差を調べられます。しかも日数だけに換算すると何日差(総日数。小数点以下まで)なのかや、時間、分、秒、そしてミリ秒だけに換算した差も同時に教えてくれます。(図10)は「今年はあと何日何時間何分何秒残っているのか」を調べた例です。

図10 始めが「Get-Date」コマンドレットで現在日時を表示したところ。次が現在日時から2010年1月1日0時0分0秒までの日時分秒を計算したところです