東芝は20日、10.1型ワイドWSVGA(1,024×800ドット)省電力LEDバックライト液晶を搭載したNetbook(ネットブック)「dynabook UX」の2009年夏モデルとして、ベーシックモデル「UX/23J」、およびOfficeモデル「UX/24J」を発表した。価格はいずれもオープンだが、店頭予想価格はそれぞれ60,000円前後、70,000円前後。発売は4月下旬に予定されている。

サテンブラウン

スノーホワイト

今期より新たにラインナップに加わった新シリーズ「dynabook UX」は、SSDモデルを展開する既存の8.9型ワイドWSVGA(1,024×600ドット)省電力LEDバックライトClear SuperView液晶搭載ネットブック「NB100」より一回り大きい10.1型ワイド液晶を搭載し、キーピッチ約19.0mmの大型キーボードとB5ノートクラスの大型タッチパッドによる高い操作性を特徴としたシリーズ。

19.0mmのキーピッチを実現している

4月15日に発表されたネットブック向けの「Office Personal 2007 2年間ライセンス版」をプリインストールしたモデルを用意したほか、約10時間の長時間駆動が可能な大容量バッテリパックをオプションで選択できる。なお、Office Personal 2007 2年間ライセンス版は、アクティベーション後2年間が経過すると機能制限モードに移行し、文書の新規作成と保存ができなくなる。

UX/23JとUX/24Jは、Officeの有無を除くハードウェア仕様は共通で、CPUがIntel Atom N280(1.66GHz)、チップセットがMobile Intel 945GSE Express、メモリが1GB PC2-5300 DDR2 SDRAM(1GB×1、最大1GB)。グラフィックス機能はチップセット内蔵のMobile Intel GMA 950を利用する。HDDは160GB容量の5,400回転SATA。

その他の機能は、IEEE802.11b/g対応無線LAN、10/100Base-TX有線LAN、30万画素Webカメラ、2in1ブリッジメディアスロットなど。OSはWindows XP Home Edition SP3、さらにOfficeモデルのUX/24JにはOffice Personal 2007 2年間ライセンス版がプリインストールされている。

本体サイズは約W283×D193×H25.4~32.4mm、重量は約1,180g。バッテリ駆動時間は約4時間(オプションの大容量バッテリでは約10時間)。カラーはスノーホワイトとサテンブラウンの2色を展開する。