ソフトキーボードやビデオ録画など最新機能を盛り込んだ「Android 1.5 Early Look SDK」が公開

Googleは13日 (米国時間)、携帯電話向けOS「Android」の開発キットをアップデート、次期バージョンのプレリリース版「Android 1.5 Early Look SDK」として公開した。WindowsとMac OS X (Intel)、Linux i386に対応したパッケージは、Android開発者向けWebサイトから無償ダウンロード可能。

今回のリリースは、Android Open Source Projectの開発ブランチ「cupcake」として作業が続けられてきたもの。システム全般に大幅な変更が行われ、カーネルはLinux v2.6.27ベースに更新された。通話やSMS / MMS、Gmailやカレンダーなど、多くの機能のユーザインターフェイスが改良されたほか、カメラの起動時間やGPS捕捉までの時間短縮、ブラウザやGmailの応答性が向上している。

新たにソフトキーボードも搭載。垂直 / 水平方向に切り替えることができ、ユーザ辞書にも対応する。ほかにもホームスクリーンウィジェットやライブフォルダ、ビデオ録画 / 再生などの機能が追加されている。Bluetoothのサポートも強化され、新たにA2DPとAVRCPの2つのプロファイルに対応、自動ペアリングも可能になった。

Webブラウザ関連のコンポーネントも一新。WebKitはJavaScriptエンジン「Squirrelfish」搭載の最新版にアップデートされた。コピー&ペーストやインライン検索など、これまで要望の多かった機能も多数追加されている。

Android 1.5 SDKの正式リリースは、4月末が予定されている。