通信速度は下り最大3.6Mbps、上り最大384kbpsに対応。最近のイー・モバイルではそれぞれ7.2Mbps、1.4Mbps対応の端末も出ており、それと比べるとやや物足りないのは事実だ。

最初の接続時に、インストーラーを起動するかどうかの選択画面が出る。ここから簡単にユーティリティがインストール可能

インストーラーの保存先はデフォルトでいいだろう

デスクトップにショートカットを作成するかどうかを選択する

ユーティリティと同時にデバイスドライバもインストールされる。最後に再起動が促されるので再起動しよう

実際にブロードバンドスピードテストgooスピードテストで計測したところ、江東区と千代田区でそれぞれ深夜と昼間では速度に大きな差は見られず、下りは800kbps~1Mbps程度の通信速度だった。メールや多少のWebサイト閲覧ぐらいであればあまり問題にはならない速度だろう。

接続ユーティリティの画面。地球のアイコンをクリックするとダイヤルアップ接続が行われる

イー・モバイルは、データ通信が定額で利用でき、ポートやアプリケーションの制限がない点が特徴だ。H11LCでももちろん制限はない。ただH11LCは、音声通話対応のため、携帯電話の料金プラン「ケータイプラン」で契約する形になる。月額の料金は上限4,980円(スーパーライトデータプラン、年とく割・新にねん適用時)で無制限の利用が可能だ。

接続ユーティリティはシンプル。接続ボタンを押せばダイヤルアップが行われ、通信時間とパケット数が表示される。ただし、累積のパケット量などは特に記録されていないので、「最低料金で収まるように使う」というやり方は難しそうだ。

接続中に接続時間とデータ量が表示される

H11LCは、基本的にはUSB接続型のデータ端末なので、使い方は非常にシンプル。ほとんど迷うことなくPCに接続してデータ通信が行える。