アウトドア向けの「PROTREK(プロトレック)」では、従来製品のさらに上をゆくハイエンドモデルとして「PRX-2000T」が投入された。方位・高度/気圧・温度のトリプルセンサーを搭載し、方位や気圧差をメイン液晶の上に重畳して表示可能な2層液晶を採用した。従来の2層液晶モデルはその構造上ボディの厚みが大きくなりがちだったが、新製品では厚さ11.3mmの薄型ボディを実現した。圧力センサーを体積比で従来より約60%小型化したことも薄型化に貢献しているといい、加えて圧力センサーの裏側に温度センサーを配置したことで、圧力の計測値の補正をより正確に行うことが可能となり、精度もアップしているという。

PROTREKのハイエンドモデル「PRX-2000T」(4月発売予定)。トリプルセンサーに加え、メイン液晶の上に方位等を重畳表示する2層液晶を採用した

2層液晶採用ながら、11.3mmの薄型ボディを実現した

女性向けの耐衝撃ウォッチ「Baby-G」は、文字板に設けられたハート型の液晶窓がアクセントの「Gemmy Dial」シリーズで、ブライトピンクとホワイトの新モデルが用意されている。文字板上には4時と10時のインデックスとしてラメ入りのハートマークを配し、数字インデックスも色づかいを多彩にしたことで、キュートさ・楽しさがより感じられるフェイスデザインとなっている。また、G-SHOCKに近いデザインと20気圧防水が特徴の「Reef」シリーズには、スケルトン素材を採用した新カラーが登場。ピンク・オレンジ・ブルーの3色が用意されており、よりアクティブな女性に向けたモデルとなっている。

ハートマークの液晶窓をアクセントにしたBaby-Gの人気モデルに、よりキュートなデザインになった「BGA-101」(4月発売予定)が登場

20気圧防水が特徴の「Reef」シリーズにビビッドな3色が追加された。ピンクは時刻表示部もピンク色の反転液晶を採用している(4月発売予定)

同社ではこれらの各製品に加え、26日よりスイス・バーゼル市で開催される世界最大の時計・宝飾イベント「BASELWORLD 2009」で複数の戦略商品を発表する予定。先進的な技術を搭載する独創的な腕時計のブランドとして、世界に向けてカシオをアピールしていく考え。