それでは、今回の一大目的である「雑誌のスキャン」を開始してみよう。素材に使用したのは「MacFan」、筆者が連載等で長年お世話になっている毎日コミュニケーションズの月刊誌だ。それも適当にチョイスしたのではなく、いまをときめく女優の戸田恵梨香さんが表紙を飾る2007年2月号。この頃のMacFanは中綴じ (紙の中央に針金を通して綴じる製本方式) で分解しやすく、シートフィーダー型のScanSnap S1500Mには好都合だったからだ。これが最近の無線綴じ (紙の背を糊で固めて綴じる製本方式) の場合、バラバラにするのは大仕事となる。

山積みになったMacFan (いつもお世話になっております) のバックナンバー

中綴じの本はバラしやすいので、シートフィーダー型のScanSnap S1500Mには好都合

バラしたMacFan 2007年2月号のページ数は、表紙・裏表紙と中央に綴じ込んだ「MacFanビギナーズ」を含めて236ページ。針を外せばA3サイズ相当の紙59枚となるが、今回はカッターで中央部分を裁断、1枚をA4用紙2枚の計118枚とした。なお、ビギナーズ (紙8枚の16ページ) は分けて管理するために対象から外し、スキャン対象はA4用紙102枚の204ページとなった。

A4サイズに裁断、これでシートフィーダーを使いスイスイ読み込めるはず

ページの若い側が表になるようフィーダーにセットすれば準備完了。この写真は電源ケーブルをつないでいないときに撮影したため、本体のScanボタンは青く光っていない

取り込み作業だが、ScanSnap S1500Mに電源ケーブルをつなぎ、MacとUSBケーブルで接続したあとScanSnap Managerを起動すれば準備完了。青く光る本体のScanボタンを押せばスキャン開始だ。なお、ScanSnap S1500Mでは、一度にセットできる書類の枚数は50枚 (A4用紙の場合、紙の厚さにより変わる) とされているため、2回に分けてスキャンを実施した。