マイクロATXでもCore i7

ありそうでなかったのがCore i7向けのマイクロATXマザーボード。結構ユーザーからの引き合いはあるそうで、DFIから発売された「LP JR X58-T3H6」は注目だ。前述のようにマイクロATXの製品となるが、メモリスロットはきっちり6本用意されており、NVIDIAのSLIとATIのCrossFireXをサポート。ハイエンド製品として基本的なところは押さえている。。T-ZONE PC DIY SHOPでの価格は29,800円。

DFIの「LP JR X58-T3H6」。Core i7向けでは珍しいマイクロATXの製品

基板上に電源・リセットボタンも装備。両方押すとCMOSクリアになる

DrMOSのデモが開始

石丸電気本店5FのPCパーツコーナーにおいて、MSIのデモがスタート。使用機材は、マザーボードがメモリ8スロットの「P45-8D Memory Lover」、グラフィックスカードが海藻ファン採用の「N9600GT RAINBOWSIX」。電源制御チップ「DrMOS」の機能などが紹介されていた。このデモコーナーは当面設置されているとのこと。

パーツコーナーにあるMSIのデモ展示

高効率をアピール。確かに熱くなかった

あの"冷蔵庫PC"がついに発売

冷蔵庫やエアコンと同じ原理でCPUを冷却するThermaltakeの「Xpressar」がついに発売された。一見すると水冷のようだが、小型コンプレッサーを搭載するシステムで、内部には冷媒が循環している。配管は密閉性が高く、同社はメンテナンスフリーをアピールしている。T-ZONE PC DIY SHOPにて、動作デモを実施中。

T-ZONE PC DIY SHOPの3Fでデモ中

内部には配管が走っている。右下がコンプレッサー

水冷システムは、CPUで発生した熱をラジエータに運んで発散するだけだが、Xpressarの冷却は気化熱を利用しており、CPUから熱を強制的に奪うことができる。水冷であれば室温以下には冷却できないが、Xpressarであれば(原理的には)可能。仕組みについては、製品のWEBサイトを参照して欲しい。

ただ実装が難しいため、この製品はフルタワーケース「Xaser VI」とのセット販売のみになっている。配管の位置も固定なので、CPUヘッドの位置がほとんど動かず、対応マザーボードが限られる点にも注意が必要。確認が取れているマザーボードについては、WEBサイトに順次掲載されている。

99,800円という高額製品にもかかわらず、初期ロットはほぼ完売とのことで、次回出荷は3月中旬になるとのこと(この製品の販売形式は少し変わっており、ショップで購入したあと、ユーザーへはメーカーから直送される)。ただCUSTOMはメーカー側に在庫として確保してあるとのことで、先着2名までは即納が可能とのこと。