パナソニックは、ワイヤレスシアターシステム「SC-ZT1」、専用サラウンドスピーカー「SB-ZT1」、ラックシアター「SC-HTX7」(50V/46V/42V型用)「SC-HTX5」(42V/37V型用)を発表した。発売はワイヤレスシアターシステムとサラウンドスピーカーが4月20日、ラックシアターがー3月1日となっている。価格はオープンで、市場価格は、SC-ZT1が14万8,000円前後、SC-ZT1が10万円前後、SC-HTX7が12万8,000円前後、SC-HTX5が11万8,000円前後と予想される。

「Zシリーズ」のスタイルにマッチする、スリムなポール型スピーカーを採用したワイヤレスシアター「SC-ZT1」

ワイヤレスシアター「SC-ZT1」は、新型VIERAの「Zシリーズ」を壁掛け/壁よせスタイルで設置したときににマッチするようにデザインされたシアターシステム。フロントに設置される2本のスピーカーは高さ1231mmのポールタイプで、4か所に24mm×100mmのスリムタイプのミッドハイ用ドライバーがマウントされる。また、スピーカーの台座部分はサブウーファーとなっており、ここには12cmコーン型ウーファーが搭載される。各chのスピーカーに20W+60Wの計80Wのアンプを内蔵する。「バーチャル3Dサラウンドシステム」が採用されており、フロントの2本のスピーカーのみで、最大7.1chのサラウンド再生が可能だ。

テレビやレコーダーなどに接続するためのコントロールボックスとスピーカーとは2.4GHzのデジタル伝送方式で接続され、安定した信号伝送を実現する。スピーカーには電源ケーブル以外は接続されない。なお、オプションの専用サラウンドスピーカー「SB-ZT1」も、本体付属のスピーカーと同様に、ワイヤレスで接続される。

新形状の採用で設置性がアップしたラックシアター「SC-HTX7」「SC-HTX5」

ラックシアターの「SC-HTX7」「SC-HTX5」は、ラウンドフォルムの採用による、設置性のアップを特徴とするモデル。従来のラックシアターは、上から見るとほぼ長方形となっていた。同社のモデルでは、設置性アップのために後ろの2つの角は落とされているが、そのため、コーナーに設置する場合、設置する向きは45°の角度に固定されることになる。新モデルは、上から見ると菱形の形状をしており、コーナーの近くに窓が合った場合でも、角度を20°-70°の範囲で調整可能なため、むりなく設置することが可能だ。また実際の視聴位置にあわせて、ラックシアターとテレビの向きをフレキシブルに調整することも可能となっている。

スピーカーはフロントが65mm径コーン型フルレンジユニット×2。サブウーファーが13mmコーン型ユニット×2となっている。実用最大出力は90W×2+105W。なお、「ドルビーバーチャルスピーカー」機能を搭載しており、このシステムだけで、サラウンド再生が可能となっている。さらに、既発売のワイヤレスリアスピーカーキット「SH-FX70」も利用可能だ。

なお、今回発表されたシアターシステム/ラックシアターは、すべて、新型VIERA「Z/V/G/X」シリーズの節電機構に対応している。