Native Instrumentsは米アナハイムで開催された、世界最大の楽器の展示会「The NAMM Show 2009」にて「AUDIO 4 DJ」、「MASCHINE」、「Guitar Rig MOBILE」の3製品を発表した。

AUDIO 4 DJ

4in4out仕様のDJ向けUSBオーディオインタフェース「AUDIO 4 DJ」

AUDIO 4 DJはDJ向けのコンパクトな4in4out仕様のUSBオーディオインタフェース。本体は強靭なメタル製ボディで、Cirrus Logic製DA/ADコンバータを内蔵し、最高24bit/96kHzに対応。4系統の入力端子はインプットモードをライン/フォノレベル切り替え可能で、アナログターンテーブルを直接接続できる。またヘッドホン出力はCueモニターに対応し、独立したボリュームを装備。同製品にはDJソフトの「TRAKTOR 3 LE」および「TRAKTOR PRO DEMO VERSION」、ソフトウェア音源「KORE PLAYER」および「KORE SOUNDPACK KORE SELECTION」がバンドルされる。動作環境はWindows Vista/XP(SP2以降)およびMac OS X 10.4/10.5。国内では1月22日より発売、価格はオープンで市場予想価格は2万5,800円前後。なお同製品の発売を記念し、バンドルされているTRAKTOR 3 LEを「TRAKTOR PRO」へとアップグレードできる「AUDIO 4 DJ + TRAKTOR PROアップグレード版スペシャル・バンドル」も200本限定で同時発売。価格はオープンで市場予想価格は2万9,800円前後。

MASCHINE

専用ハードウェアにより快適な操作を実現した「MASCHINE」

MASCHINEは専用ソフトウェアとハードウェアを組み合わせ、パソコンベースの音楽制作とリズムマシンの簡便性を併せ持つパッケージ。製品には5GBを超えるサウンドとパターンが搭載され、曲作りにすぐに活用できるほか、外部音源からのサンプリングにも対応する。またスタジオ級クオリティのエフェクトやマスタリングツールを搭載し、ハードウェア・コントローラを使用してリアルタイムに微調整が可能。専用ハードウェアには16個のベロシティ対応パッド、41個のボタン、11個のロータリー・エンコーダと2つのLEDディスプレイを搭載し、ソフトウェアのスムーズな動作を実現している。動作環境はWindows Vista/XP(SP2)およびMac OS X 10.4/10.5、スタンドアロンのほかVST/RTAS/AudioUnitsに対応。2009年春の発売を予定しており、価格は未定。

Guitar Rig MOBILE

持ち運びできる小型USBオーディオインタフェースとアンプモデリングソフトを組み合わせた「Guitar Rig MOBILE」

Guitar Rig MOBILEは小型USBオーディオインタフェースとアンプモデリングソフトを組み合わせた、どこへでも持ち運びが可能なギター/ベース・ソリューション。オーディオインタフェースはCirrus Logic製AD/DAコンバータを搭載。最高24bit/192kHz対応でギター/ベースの直接接続が可能なインストゥルメント入力およびステレオ・ライン/ヘッドホン出力を備える。アンプモデリングソフト「Guitar Rig 3 LE」は実在の機材を再現したギターアンプ2台、ベースアンプ1台、キャビネット12台、12種のエフェクトなどを搭載し、自由に組み合わせて音作りが可能なほか、チューナーやメトロノーム、レコーディングやバッキングトラックの再生が可能な2台のテープデッキも用意される。動作環境はWindows Vista/XP(SP2)およびMac OS X 10.4/10.5、スタンドアロンのほかVST/RTAS/AudioUnitsに対応。2009年春の発売を予定しており、価格は未定。