パナソニックは13日、センサーカメラ「VL-CM210」「VL-CM240」「VL-CM260」を発表した。発売は4月10日を予定しており、価格はオープン。市場価格はVL-CM210/240が3万円前後、VL-CM260が4万5,000円前後と予想される。
テレビとネットワークで接続するセンサーカメラ「VL-CM210」「VL-CM240」「VL-CM260」 |
VL-CM210/240/260は、ネットワーク接続タイプの監視カメラ。VL-CM210が屋内タイプ、VL-CM240がJIS防水保護等級4相当の防水性能を持つ屋外設置可能なタイプ。VL-CM260は、VL-CM240と同等の防水性能を持ち、さらにLEDライトを備えたモデルだ。屋内タイプのVL-CM210には、カメラのパン/チルト機能と、撮影する必要がないときにレンズを閉じる機能が搭載される。また、全モデルともEthernetケーブルからの給電で動作するため、カメラ側に電源を用意する必要はない。カメラに搭載されているセンサーは熱と動きを検知するもので、センサー感度を選択することもできる(VL-CM210はのぞく)。
カメラの映像は、同社の薄型テレビ「ビエラ」シリーズで確認可能(PZR900/PZ800/PZ85/PZ80/LZ85/LZ80/PX80/LX80/LX8/X/Cシリーズに対応)。従来の同社のセンサーカメラでは、JPEG画像を送っていたのに対して、新たに、MPEG-4 AVC/H.264形式にも対応。同時発表されたXシリーズのテレビと接続した場合、最大で約30fpsでの動画再生が可能だ(Xシリーズ以外ではJPEGでのコマ送りになるため、約1fps)。映像のサイズはH.264形式の場合には640×480/600×450ドット、JPEGの場合は640×480/600×450/320×240ドット。1台のビエラに接続可能なセンサーカメラは、最大8台。ビエラ側では同時に最大4台のカメラからの映像をマルチ表示させることが可能だ。
また、レコーダーの「ディーガ」シリーズと接続すれば、センサーカメラの映像を録画することも可能となっている。この場合、センサーが検知する1秒前からの映像が録画される(H.264形式の場合、最大で約30fps、JPEG形式の場合、最大で約12fps)。
ビエラやディーガ以外にも、携帯電話や、同社のテレビドアホン「どこでもドアホン」などで検知した内容を確認可能。携帯電話では、パナソニック ネットワークサービシズが提供する「みえますねっとHome」を利用する。同サービスは、センサーカメラが撮影した静止画を、携帯電話からリアルタイムに確認できるほか、センサーが反応したときの画像を同社のサーバーへ自動保存し、登録したメールアドレスに連絡するというものだ。