カシオ計算機は23日、電子辞書「エクスワード」シリーズの新モデルとして、100コンテンツを収録した高校生向け電子辞書「XD-SF4800」を発売する。価格はオープンで、推定市場価格は3万5,000円前後。

「XD-SF4800」。ブックスタイル表示(右)では、画面を左右に傾けることでページ送りもできる

「XD-SF4800」は、英語・国語・社会・理科・数学の学習教材を含む100コンテンツを収録する高校生向け電子辞書。英単語をリズムで覚える「キクタン【Entry】2000」や、正確な発音時の口の形を図示した「英語の発音がよくなる本」など豊富な英語リスニング教材を用意するほか、言葉の微妙なニュアンスの違いを解説した「使い方の分かる類語例解辞典」など多彩な国語系コンテンツも備える。さらに、本体内蔵メモリーやmicroSDカードに別売コンテンツや音声CD、テキストデータなどを追加することもできる。

また、メインパネルと手書きパネルの2画面で漢字を手書き検索できる「ツインタッチパネル」を採用。メインの5.3型タッチパネルには、使用頻度の高い機能をタッチ操作で実行できる「クイックパレット」を液晶画面の右側に装備する。さらに、英単語約10万語と英会話1万例文以上や「明鏡国語辞典」の重要語約1万語、10ヵ国語旅行会話集の約21,000例文など充実したネイティブ発音機能を搭載している。

このほか、本体の傾きを検知する「アクションセンサー」を内蔵することで、ボディを縦方向にすると縦書きの「ブックスタイル表示」で読むことができるのも特長。本体に収録されている「朗読国語名作集」やパソコンから取り込んだテキストデータもブックスタイル表示に対応している。

23日に発売されるホワイトに加え、ネイビーブルー(左)、ピンクも2月6日に発売予定

電源は、付属の単4形アルカリ乾電池×2本もしくは、三洋電機製eneloopの単4形×2本。単4形アルカリ乾電池で、約130時間(英和辞典の訳表示で連続放置時)使用可能となっている。本体サイズは、146(W)×15.5(H/最薄部)×102(D)mmで、重さは約280g(電池込み)。

なお併せて、80コンテンツを収録した中高生モデル「XD-SF2500」(ホワイト)を2月13日に、100コンテンツを収録し、シャンパンゴールド/ブラック/ホワイト/レッドの4色を用意した総合モデル「XD-SF6200」を1月23日に、中日・日中辞典を収録した中国語モデル「XD-SF7300」を1月27日に発売。全てのモデルでブックスタイル表示に対応する。価格はオープンで、推定市場価格は、XD-SF2500が3万円前後、XD-SF6200が3万3,000円前後、XD-SF7300が4万円前後。