Windows Vistaを使っていない人でも、ガジェットというものを使ってみたいと思うことはあるだろう。実際に、GoogleデスクトップやYahoo!ウィジェットはWindows XPや2000でも利用することができる。しかし、使いたいガジェットがたとえ一つであっても、これらを利用するためにはそれぞれのガジェットエンジンのインストールが必要であり、少しハードルが高いと思う人もいるだろう。

ガジェット風のものを気軽に使ってみたい、そんな人にオススメなのが「テーマ時計」である。オープンソースで開発され、提供されている「テーマ時計」は、デスクトップ上にガジェット風の時計を表示できるソフトウェアである。また、公開されているテーマや自分で作成したテーマを使用することで、時計の外観を自由に変更することが可能である。

注意:本稿では、ソフトウェアのインストールを行っていますが、ソフトウェアの利用は使用者の責任で行ってください。

テーマ時計をインストール

それでは、「テーマ時計」をインストールしよう。「SourceForge.JP」のWebサイトにおいて、Windows向けのパッケージである「qtmclock_win」より最新版の「qtmclock013.lzh」をクリックする(図1)。適当な保存先を指定して圧縮ファイルをダウンロードしたら、「Lhaca」等の解凍ソフトを用いて解凍を行う。

図1 時計本体のパッケージである「qtmclock013.lzh」をクリックしてダウンロードする

時計本体だけでは起動しないので、続いてテーマをダウンロードする。先ほどのページにおいて、「theme」より「lm_clocktheme_01.tar.gz」をクリックし(図2)、保存先を指定してダウンロードする。拡張子「tar.gz」はWindowsでは見慣れない圧縮形式だが、「Lhaca」等のソフトで問題なく解凍できる。圧縮ファイルを解凍し、フォルダを適当な場所に移動したら、インストールは完了だ。

図2 テーマである「lm_clocktheme_01.tar.gz」をクリックしてダウンロードする