ソフトバンクモバイルは30日、ソフトバンク3G携帯電話の新製品「プリモバイル 730SC」(サムスン電子製)を発表した。通話とメールに特化させたプリペイド方式専用の携帯電話端末。シンプルなストレートデザインで、軽量ボディとロングバッテリーを特徴とする。メニュー言語は日本語をはじめ、英語、韓国語、中国語、ポルトガル語の5カ国語に対応。11月中旬以降発売予定。価格はオープン、市場では4千円台後半になる見込み。

「730SC」外観。ブラックとホワイトの2色をラインナップ

730SCは、ソフトバンクモバイルのプリペイド販売方式「プリモバイル」の専用端末。本体サイズは約44.6×107.9×14.7mm、手の中にすっぽりと納まるコンパクトなストレートタイプだ。重量は95.9gと軽く、手になじみやすいラウンドフォルムを採用。ダイヤルキー部はストレスなく操作できるドームキーを採用し、操作性にも配慮されている。本機で利用できる機能は通話とメール(デコレメール対応)、そしてミュージックプレイヤーのみ。機能をプリペイド携帯電話に求められる最低限のものに限定することで、ユーザー層を絞り込んでいる。

正面。ラウンドフォルムが使い勝手を向上させている

背面。有効画素数約130万画素CMOSセンサのカメラを内蔵する

左側面。音量調整ボタンと充電端子を備える

右側面。赤外線ポートとイヤホン端子を備える

底面。左上の穴が通話用マイク

上面。右側にストラップ用の穴だけが見える

カメラ機能は有効画素数約130万画素のCMOSカメラを搭載する。赤外線通信をサポートし、アドレス帳や画像データなどをやり取りすることが可能だ。ただし、USBなどの有線接続端子を備えないため、画像や音楽データの送受信にも赤外線通信を用いる必要があるなど、マルチメディアプレイヤー的に使用するには少々工夫が必要となる。

充電端子。国内端末と同じ3G用のものが使用できる

イヤホン端子。こちらも国内の携帯電話用の汎用品が使用可能

通信方式はW-CDMAのみに対応。イヤホン端子カバーなどは外すと回転できるため、イヤホンの接続などで邪魔にならない。ディスプレイは2.0インチQVGA(240×320ドット)TFT液晶を採用し、発色や明るさも十分に確保。通話とメールのみを利用するうえで、必要十分なスペックとなっている。

型番 プリモバイル 730SC
寸法 約44.6×107.9×14.7mm
質量 約95.9g
連続通話/待受時間 約270分 / 約500時間(静止状態)
メインディスプレイ 約2.0インチTFT QVGA(320×240ドット) / 最大26万色表示
サブディスプレイ なし
カメラ 有効約130万画素CMOS
外部メモリ 非対応
赤外線/Bluetooth ○ / ×
ブラック / ホワイト

(あるかでぃあ/K-MAX)