タブ一覧機能をサポートした「Camino 2.0」α第1版が公開

Caminoプロジェクトは21日 (米国時間)、FirefoxベースのMac OS X用Webブラウザ「Camino 2.0 Alpha 1」をリリースした。動作環境はMac OS X 10.4 (Tiger) 以降、現時点では英語版のみ提供されている。

今回のリリースは、メジャーアップデートとなるv2.0に向けてのα第1版。コードベースにはMozilla Firefox 3 / Gecko 1.9を採用、グラフィックス / テキスト描画用ライブラリに「Cairo」を採用するなどの変更によりレンダリング性能がアップしたほか、JavaScript 1.8のサポートやWeb標準との互換性向上など、エンジン部分の基本性能が改良された。画像を含むページ全体を拡大 / 縮小できる「コンテンツズーム」など、Firefox 3の新機能の多くもサポートされている。

Camino独自の機能としては、表示モードとして新たに「タブオーバービュー」を装備。現在タブとして表示されているすべてのページを、1つのページにサムネイル画像として一覧することが可能になった。通常モードとタブオーバービューモードとの切り替えには、ショートカットキー (Control - Command - T) を利用できる。履歴機能も改良、Historyメニューに「Recently Closed Pages」サブメニューが新設され、閉じられたページの履歴情報が最大20まで保存されるようになった。