トレンドマイクロは、USBストレージ用のウイルス対策ソフト「Trend Micro USB Security for Biz」を発表した。製品は、日本初のUSBストレージ組み込みウイルス対策ソリューションとなり、USBデバイス内にプリインストールされた状態で出荷される。第1弾として、法人向けUSBメモリ製品(バッファロー製 RUF2-HSCUWシリーズ)が10月下旬から出荷される。

Trend Micro USB Security for Biz(以下TMUSB)は、PCに接続された際、USBデバイスへコピーされる不正プログラムを自動的に検知、隔離することでUSBデバイスの利用者を不正プログラムから守る。USBメモリなどのUSBストレージにあらかじめ組み込んで出荷し、USBストレージ使用時に書き込まれるファイルをリアルタイムに検索しウイルスを検出する。

主な機能として、リアルタイムなウイルス検索、パターンファイルの自動アップデート、ログ参照機能などを備える。リアルタイムなウイルス検索では、USBストレージにあらかじめ組み込まれたウイルス対策モジュールが、USBストレージ使用時にWindows上に常駐することで、USBストレージへの書き込みをリアルタイムに監視する。ウイルスを検出すると、警告画面を表示しファイルを隔離することでウイルスの感染を防ぎ、ウイルス検索に必要なパターンファイルは自動的にインターネット経由でダウンロードされる。

TMUSBは、今後USBストレージベンダー向けに提供される予定。現時点での、TMUSBの動作保障プラットホームは、以下の通り。

  • Windows 2000 Professional SP4
  • Windows XP Professional SP2、SP3
  • Windows XP Home Edition SP2、SP3
  • Windows Vista Home、Home Premium、Business、Ultimate、Enterprise の各エディション の32bitバージョンとそれぞれのSP1(すべて日本語版)