ワンクリック不正請求の実例2

次の事例は検索サイトで、検索をすることで不正なWebサイトに誘導されてしまう例である。訪れたサイトに「無料動画」や「裏情報」といった言葉をクリックをすると、図9のような表示になる。

図9

料金などもあるが、非常に読みにくい。ここで[OK]をクリックすると、パソコン契約情報取得中という表示になり、インジケータが動く(図10)。

図10

その後は、登録が完了したこと(図11)、個人特定登録情報、料金支払方法などが表示される(図12)。

図11

図12

ここで、注意すべきことをあげよう。まずは、絶対にこのサポートメール、退会手続きなど(電話番号もある)に連絡してはいけない。無視が一番である。連絡することによって、相手に本当に個人情報を特定されてしまうのである。図12には、個人特定情報などというものがあるが、これは普通にインターネットを利用してるとわかる情報であり、本当に個人を特定できるような情報ではない。図10のようなアニメーションGIFなどを巧みに使い、利用者にさも個人情報を取得したかのようにしているのである。