VMwareは8月29日 (米国時間)、Intel Mac向け仮想化ソフトの最新開発版「VMware Fusion 2.0 RC1 (Build 113392)」を公開した。動作環境はMac OS X 10.4.11以降、1.5GHz以上のIntel製CPUと1GB以上のRAM、および400MB以上の空きディスク空間を備えたハードウェアが必要。

メジャーバージョンアップとなるv2.0のリリース候補第1版となる今回は、1年の無償利用権が付いたアンチウイルスソフト「McAfee VirusScan Plus (Windows版)」を新たに同梱。ゲストOSにWindowsを使う場合の安全性が向上した。

β第2版で正式対応した、Mac OS X 10.5 (Leopard) Serverのサポートも強化。ディスクイメージで使用するデフォルトのバスタイプがIDEからSCSIに変更され、かつフォーマット済の状態で提供されるため、初期化作業なしにLeoopard Serverのインストールが可能となった。キーボードやマウスの情報が、ホストOSからゲストOSのLeopard Serverへ直接伝える改良も施されている。

ほかにも、ゲストOSからホストOSへファイルをドラッグ&ドロップするときの問題や、「Linux Easy Install」使用時における実物CDのサポート、Intel GMA X310を使用するMacBookやMacBook AirでUnityモードが適切に動作しない問題が解消されるなど、多くの改良が加えられている。

VMware Fusion 2.0の正式なリリース日は発表されていないが、以前配布していたβ版に続き、今回のRC1も10月までの無償利用が許可されていることから、9月末から10月にかけてリリースされる公算が高い。

Leopard Serverをサポートした「VMware Fusion 2.0」のRC1が公開