では、ここからはカンタンな「TinEye」の楽しみ方を紹介していこう。先にも述べたように、日本で有名な絵画やイラスト、写真などではいまひとつヒットしにくい「TinEye」。ということで、ノルウェーの画家エドヴァルド・ムンクの「叫び」で「TinEye」を試してみよう。

なかには吹き出しが加筆されたものや、もうひとりキャラクターが追加されているものまでヒット。筆者はWebクリエーターという職業上、こういった画像検索サービスはありがたい

たとえば「青空に少女がひとり、場所は草原で」と、現在ある写真からイメージを膨らませる時に便利です

まずは、検索元となる画像を探して、右クリック。メニューのなかにある「Search Image on TinEye」を選択すると、別タグにて検索がスタートする。1,000件弱ヒットするが、ブラウジングしていくと、微妙に構図が異なるものや、昔国語の教科書に掲載されていた偉人の顔に落書きしていたかのごとく「叫び」がパロディになっているものまでズラリとリストアップされる。まだ、プライベートβ版なので若干精度が甘い部分も見受けられるが、「あの写真に似ていたんだよなぁ」という曖昧な画像検索が誕生するかもしれない。今後の発展に期待したい。