ヤマハはUSBオーディオインタフェースと音楽制作ソフトをセットにした音楽制作パッケージ「AUDIOGRAM 6」、「AUDIOGRAM 3」を8月1日に発売する。価格はオープンで、実売予想価格はAUDIOGRAM 6が1万8,800円前後、AUDIOGRAM 3が1万4,800円前後。

両製品は「すべての楽器プレイヤーのためのコンピュータ録音ツール」をコンセプトに開発された。これひとつでオーディオ録音環境をシンプルに実現できるオールインワンの音楽制作パッケージだ。両製品ともUSBオーディオインタフェースと接続用のUSBケーブル、そしてDAWソフトとしてSteinbergの「Cubase AI 4」がセットされる。

3系統のアナログ入力を備える「AUDIOGRAM 3」。入力端子は背面にマイク/Hi-Z入力1系統、ライン入力2系統

上面パネルに6系統のアナログ入力端子を備える「AUDIOGRAM 6」。扱いが難しいコンプレッサをひとつのノブで設定できる1ノブコンプレッサなどを搭載する

AUDIOGRAM 3は1系統のマイク/Hi-Z入力と2系統のライン入力、合計3系統の入力端子を備えるUSBオーディオインタフェース。マイク/Hi-Z入力には高音質マイクプリアンプを搭載し、+48Vのファンタム電源供給にも対応しているためコンデンサマイクでの録音も可能。MIC/INST切り替えボタンによりエレキギター/ベースなどを直接接続できる。

AUDIOGRAM 6は2系統のマイク/Hi-Z入力、4系統のライン入力、合計6系統の入力端子を装備するUSBオーディオインタフェース。マイク/Hi-Z入力は2系統ともマイクプリアンプを搭載、+48Vのファンタム電源供給はCH1のみ対応する。

AUDIOGRAM 6のみの特徴として、1つのノブで簡単に調節可能な1ノブコンプレッサー、外部入力とパソコンから出力する音声のバランスを調節できるモニターミックス、モノラル入力チャンネルをワンタッチでステレオ入力に切り替えるパンボタンを搭載している。

両製品とも電源はUSBバスパワーで供給、対応サンプリングビット/レートは16bit/44.1kHz、出力端子はライン出力2系統とヘッドホン出力1系統。サイズ・重量はAUDIOGRAM 3が180(W)×61(H)×112(D)mm/490g、AUDIOGRAM 6が170(W)×59(H)×192(D)mm/770g。動作環境はWindows XP/VistaおよびMac OS X v10.3.3以上。